Fileinfo 関数
導入
このモジュールの関数は、ファイル内の特定の位置から magic バイトシーケンスを見つけることで、 ファイルの content type とエンコーディングを推測します。 これは完全な手法ではありませんが、経験上かなりうまく動作しています。
要件
この拡張モジュールをビルドするには magic_open ライブラリが必要です。
インストール手順
この PECL 拡張モジュールをインストールする方法は、 マニュアルの PECL 拡張モジュールのインストール という章にあります。 新規リリース・ダウンロード・ソースファイル・管理者情報・CHANGELOG といった関連する情報については、次の場所にあります。 » https://pecl.php.net/package/fileinfo
実行時設定
設定ディレクティブは定義されていません。
リソース型
Fileinfo 拡張モジュールでは、一種類のリソースが使用されています。 それは、finfo_open() が返す magic データベース記述子です。
定義済み定数
以下の定数が定義されています。 この関数の拡張モジュールが PHP 組み込みでコンパイルされているか、 実行時に動的にロードされている場合のみ使用可能です。
- FILEINFO_NONE (integer)
- 特別な処理を行いません。
- FILEINFO_SYMLINK (integer)
- シンボリックリンクのリンク先をたどります。
- FILEINFO_MIME (integer)
- テキスト表現ではなく、mime 文字列を返します。
- FILEINFO_COMPRESS (integer)
- 圧縮されたファイルを伸張します。
- FILEINFO_DEVICES (integer)
- ブロックデバイスあるいはキャラクタデバイスの内容を探します。
- FILEINFO_CONTINUE (integer)
- 最初に見つかったものだけでなく、一致するものをすべて返します。
- FILEINFO_PRESERVE_ATIME (integer)
- 可能な限り、元の最終アクセス時刻を保持します。
- FILEINFO_RAW (integer)
- 表示できない文字を \ooo 形式の 8 進表現に変換しません。
目次
- finfo_buffer — 文字列バッファの情報を返す
- finfo_close — fileinfo リソースを閉じる
- finfo_file — ファイルについての情報を返す
- finfo_open — 新しい fileinfo リソースを作成する
- finfo_set_flags — libmagic のオプションを設定する