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svn_log

(PECL svn:0.1-0.2)

svn_log — 指定したリポジトリ URL のコミットログメッセージを返す

説明

array svn_log ( string $repos_url [, int $revision_no ] )

svn_log() は、指定したリビジョン URL repos_url の中身の完全な履歴を返します。 revision_no を指定した場合は、そのリビジョンの履歴を返します。 この関数は、svn log --verbose -r $revision_no $repos_url と同等です。

警告

長い期間使用しているリポジトリでは、出力が巨大なものになる可能性があります (すべてのリビジョンに対して配列の項目ができあがります)。 この関数は --limit NUM フラグをサポートしていません。 また、リビジョンの範囲指定にも対応していません (revision_no は整数で指定しなければなりません)。

パラメータ

repos_url

履歴を取得したいアイテムのリポジトリ URL。

revision_no

ログを取得したいリビジョン番号。最新の情報を取得するには SVN_REVISON_HEAD を使用します。

返り値

成功した場合は、この関数は次のような構造の配列を返します。

[0] => Array (最新のリポジトリから順に並びます)
(
    [rev] => リビジョン番号
    [author] => コミットした人の名前
    [msg] => ログメッセージ
    [date] => ISO 8601 形式、つまり date('c') と同じ形式の日付文字列
    [paths] => Array (変更したファイルについての説明)
        (
            [0] => Array
                (
                    [action] => 変更の種類を表す文字
                    [path] =>  変更されたファイルの絶対パス
                )
            [1] => ...
        )
)
[1] => ...

注意: 出力は、常に数値添字の二次元配列となります。 ログメッセージがなかったり、ひとつだけだったりする場合でも同じです。

action の値は、 » status の出力の最初の列の内容 のサブセットで、以下のいずれかとなります。

アクション
文字 説明
M アイテム/プロパティが変更されました
A アイテムが追加されました
D アイテムが削除されました
R アイテムが置き換えられました

何も変更されていない場合は、空の配列を返します。

注意

警告

この関数は、 実験的 なものです。この関数の動作・ 名前・その他ドキュメントに書かれている事項は、予告なく、将来的な PHP のリリースにおいて変更される可能性があります。 この関数は自己責任で使用してください。

Example#1 svn_log() の例

<?php
print_r
svn_log('https://www.example.com/'23) );
?>

上の例の出力は、たとえば 以下のようになります。

Array
(
    [0] => Array
    (
        [rev] => 23
        [author] => 'joe'
        [msg] => 'チーズとサラミをサンドイッチに追加した。'
        [date] => '2007-04-06T16:00:27-04:00'
        [paths] => Array
            (
                [0] => Array
                    (
                        [action] => 'M'
                        [path] =>  '/sandwich.txt'
                    )
            )
    )
)

Example#2 svnsvn_log() による --limit のシミュレート

このサンプル関数は、SVN 実行ファイルを使用することで --limit スイッチの機能をシミュレートしたものです。 この結果をもとにして svn_log() を使用しています。

注意: この関数は、合計で limit + 1 回のリクエストを行います。最初の一回は必要なリビジョンを取得するためのもので、 必要な範囲について個別にログを取得します。

<?php
/**
 * 直近の $limit 件のログエントリを取得する
 * @param $repos_url ログを取得したいアイテムのリポジトリ URL
 * @param $limit 取得する最大件数
 */
function svn_log_limit($repos_url$limit) {
    
$limit = (int) $limit;
    if (
$limit <= 0) return array();
    
// -q フラグを使用して、サーバがログメッセージを送信しないようにします
    
$output shell_exec("svn log -q --limit $limit $repos_url");
    
preg_match_all('/^r(\d+) /m'$output$matches);
    
$ret = array();
    foreach (
$matches[1] as $rev) {
        
$log svn_log($repos_url, (int) $rev);
        
$ret[] = $log[0]; // log is only one item long
    
}
    return 
$ret;
}
?>