FrontBase 関数
導入
このモジュールの関数により、FrontBase データベースサーバに アクセスすることが可能になります。FrontBase に関する詳細については、» https://www.frontbase.com/ で入手可能です。
FrontBase に関するドキュメントは、» https://www.frontbase.com/cgi-bin/WebObjects/FrontBase.woa/wa/productsPage?currentPage=Documentation から入手可能です。
Frontbase のサポートは、PHP 4.0.6 で追加されました。
要件
この関数を使用するには、FrontBase データベースサーバまたは少なくとも fbsql クライアントライブラリをインストールする必要があります。 » https://www.frontbase.com/ から FrontBase を 取得することができます。
インストール手順
これらの関数を使用するには、オプション --with-fbsql[=DIR] を使用し、fbsql のサポートを有効にして PHP をコンパイルする必要があります。 fbsql へのパスを指定せずにこのオプションを 使用した場合、PHP は fbsql クライアントライブラリをそのプラットフォームの デフォルトのインストール位置で探します。FrontBase を標準以外の 場所にインストールしているユーザは、必ず次のように fbsql へのパスを 指定する必要があります。 --with-fbsql=/path/to/fbsql これにより、PHP は、間違いなく FrontBase によりインストールされた クライアントライブラリを探すことができるようになります。
実行時設定
php.ini の設定により動作が変化します。
名前 | デフォルト | 変更の可否 | 変更履歴 |
---|---|---|---|
fbsql.allow_persistent | "1" | PHP_INI_SYSTEM | PHP 4.2.0 以降で使用可能です。 |
fbsql.generate_warnings | "0" | PHP_INI_SYSTEM | PHP 4.0.6 以降で使用可能です。 |
fbsql.autocommit | "1" | PHP_INI_SYSTEM | PHP 4.0.6 以降で使用可能です。 |
fbsql.max_persistent | "-1" | PHP_INI_SYSTEM | PHP 4.0.6 以降で使用可能です。 |
fbsql.max_links | "128" | PHP_INI_SYSTEM | PHP 4.0.6 以降で使用可能です。 |
fbsql.max_connections | "128" | PHP_INI_SYSTEM | PHP 4.0.6 以降で使用可能です。 |
fbsql.max_results | "128" | PHP_INI_SYSTEM | PHP 4.0.6 以降で使用可能です。 |
fbsql.batchSize | "1000" | PHP_INI_SYSTEM | PHP 4.2.0 以降で使用可能です。PHP 5.1.0 で削除されました。 |
fbsql.default_host | NULL | PHP_INI_SYSTEM | PHP 4.0.6 以降で使用可能です。 |
fbsql.default_user | "_SYSTEM" | PHP_INI_SYSTEM | PHP 4.0.6 以降で使用可能です。 |
fbsql.default_password | "" | PHP_INI_SYSTEM | PHP 4.0.6 以降で使用可能です。 |
fbsql.default_database | "" | PHP_INI_SYSTEM | PHP 4.0.6 以降で使用可能です。 |
fbsql.default_database_password | "" | PHP_INI_SYSTEM | PHP 4.0.6 以降で使用可能です。 |
リソース型
定義済み定数
以下の定数が定義されています。 この関数の拡張モジュールが PHP 組み込みでコンパイルされているか、 実行時に動的にロードされている場合のみ使用可能です。
- FBSQL_ASSOC (integer)
- FBSQL_NUM (integer)
- FBSQL_BOTH (integer)
- FBSQL_LOCK_DEFERRED (integer)
- FBSQL_LOCK_OPTIMISTIC (integer)
- FBSQL_LOCK_PESSIMISTIC (integer)
- FBSQL_ISO_READ_UNCOMMITTED (integer)
- FBSQL_ISO_READ_COMMITTED (integer)
- FBSQL_ISO_REPEATABLE_READ (integer)
- FBSQL_ISO_SERIALIZABLE (integer)
- FBSQL_ISO_VERSIONED (integer)
- FBSQL_UNKNOWN (integer)
- FBSQL_STOPPED (integer)
- FBSQL_STARTING (integer)
- FBSQL_RUNNING (integer)
- FBSQL_STOPPING (integer)
- FBSQL_NOEXEC (integer)
- FBSQL_LOB_DIRECT (integer)
- FBSQL_LOB_HANDLE (integer)
目次
- fbsql_affected_rows — 直近の FrontBase 操作により変更されたレコードの数を得る
- fbsql_autocommit — autocommit を有効または無効にする
- fbsql_blob_size — BLOB の大きさを取得する
- fbsql_change_user — アクティブな接続にログインしているユーザを変更する
- fbsql_clob_size — CLOB の大きさを取得する
- fbsql_close — FrontBase 接続を閉じる
- fbsql_commit — データベースへのトランザクションをコミットする
- fbsql_connect — FrontBase サーバへの接続をオープンする
- fbsql_create_blob — BLOB を作成する
- fbsql_create_clob — CLOB を作成する
- fbsql_create_db — FrontBase データベースを作成する
- fbsql_data_seek — 内部結果ポインタを移動する
- fbsql_database_password — FrontBase データベースのパスワードを設定または取得する
- fbsql_database — 接続で使用するデータベース名を取得あるいは設定する
- fbsql_db_query — FrontBase クエリを送信する
- fbsql_db_status — 指定したデータベースの状態を取得する
- fbsql_drop_db — FrontBase データベースを破棄(削除)する
- fbsql_errno — 前の FrontBase 操作によるエラーメッセージの数値を返す
- fbsql_error — 前の FrontBase 操作によるエラーメッセージの文字列を返す
- fbsql_fetch_array — 連想配列、数値配列、またはその両方として結果レコードを取得する
- fbsql_fetch_assoc — 連想配列として結果レコードを取得する
- fbsql_fetch_field — 結果からカラム情報を得て、オブジェクトとして返す
- fbsql_fetch_lengths — 結果の各出力の長さを得る
- fbsql_fetch_object — オブジェクトとして結果レコードを取得する
- fbsql_fetch_row — 数値配列として結果レコードを得る
- fbsql_field_flags — クエリ結果において指定したフィールドに関するフラグを得る
- fbsql_field_len — 指定したフィールドの長さを返す
- fbsql_field_name — 結果の指定したフィールドの名前を得る
- fbsql_field_seek — 指定したフィールドオフセットに結果ポインタを設定する
- fbsql_field_table — 指定したフィールドがあるテーブルの名前を得る
- fbsql_field_type — 結果の中で指定したフィールドの型を得る
- fbsql_free_result — 結果メモリを開放する
- fbsql_get_autostart_info — 説明
- fbsql_hostname — 接続で使用されているホスト名を取得あるいは設定する
- fbsql_insert_id — 直近の INSERT 処理により生成された ID を得る
- fbsql_list_dbs — FrontBase サーバで利用可能なデータベースの一覧を得る
- fbsql_list_fields — FrontBase 結果フィールドの一覧を得る
- fbsql_list_tables — FrontBase データベースのテーブル一覧を得る
- fbsql_next_result — 内部結果ポインタを次の結果に移動する
- fbsql_num_fields — 結果のフィールド数を得る
- fbsql_num_rows — 結果のレコード数を得る
- fbsql_password — 接続に対して使用するユーザパスワードを取得あるいは設定する
- fbsql_pconnect — FrontBase サーバへの持続的接続をオープンする
- fbsql_query — FrontBase クエリを送信する
- fbsql_read_blob — データベースから BLOB を読み込む
- fbsql_read_clob — データベースから CLOB を読み込む
- fbsql_result — 結果データを得る
- fbsql_rollback — データベースへのトランザクションをロールバックする
- fbsql_rows_fetched — 直近の文で影響をうけた行の数を取得する
- fbsql_select_db — FrontBase データベースを選択する
- fbsql_set_characterset — 入出力文字セットを変更する
- fbsql_set_lob_mode — FrontBase 結果セットの LOB 取得モードを設定する
- fbsql_set_password — 指定したユーザのパスワードを変更する
- fbsql_set_transaction — トランザクションのロックと分離レベルを設定する
- fbsql_start_db — ローカルまたはリモートサーバのデータベースを開始する
- fbsql_stop_db — ローカルまたはリモートサーバのデータベースを停止する
- fbsql_table_name — フィールドのテーブル名を得る
- fbsql_tablename — fbsql_table_name のエイリアス
- fbsql_username — 接続に使用するホストユーザを取得あるいは設定する
- fbsql_warnings — FrontBase 警告を有効または無効にする